2019/4/24 Wed グラナダ街歩き (5日目)

グラナダと言えば誰が何と言ったってアルハンブラ宮殿です。
でも、2週間ほど前に日本からネットで空き情報を見たら、ずいぶん先までほとんど空きがない。
後悔先に立たず。
何とかできないものかネットを探していたら、当日券が8amから発売され、6am前に並んでゲットできた、というblogを見つけました。
もうそれしかありません。

ということで、この日は430am起きです。
500amに宿を静かに出て、真っ暗なアルハンブラ宮殿までの道を、Google Mapを見ながら、登山用のヘッドライトを頭に付けて、かなりの早歩きで現地に向かいます。
途中で会う人もほとんどなく、怖いような、怖くないような、安全な街だからできること。
石畳の道、それも登坂を、かなりの早歩きで緊張しながら530amに現地に到着しました。

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グラナダ早朝



チケット売り場と思われる場所にはすでに2名。アジア人の若者が並んでいました。
「ここがチケット売り場ですか?」と尋ねると「たぶん」という回答。
明解な案内も看板もないので、初めての人には分かりにくいです。
日本で見つけたBlogでは、人がいる窓口ではなく、自動販売機の方が早い、という情報が書いてありました。そしてそれはグッズ売り場の近くにあると。
ということでしたので、妻は並ばせて、僕は自販機を探すことに。
でも見つかりません。。。後から分かりましたが、その自販機はもうないようです。(2019年4月情報)

6am前後にアジア人の若いアジア人の女性2人組がやってきました。日本語で話ししています。
声をかけてみたら、現在スペインとドイツに留学している学生さんでした。
彼女たちも僕とおなじblogを見たらしく、自販機を一生懸命探していました。
待ち時間の間、いろいろ話をしたり、宿の人が準備してくれた朝食から果物を分けてあげたり、逆にチョコレートをもらったりと、小雨で寒い中の1時間以上を楽しくできました。

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アルハンブラ宮殿早朝

話しは戻りますが、
前日宿にチェックインするときにアルハンブラ宮殿のチケットが取れなかったことを宿の人に伝えると、
「地元枠に空きがないか、知り合いが持っていないか、など確認してみるね。でも期待しないでね」
ということでした。
チケットは入手できなかったのですが、そうしたら僕らのために夜のうちに朝食を作って持たせてくれました。
とてもやさしく親切な宿のスタッフでした。

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早朝に持たせてもらった食べ物

730amくらいになって、アルハンブラ宮殿のスタッフが出てきて「あっちに並んで」という指示。
列を作りながら移動します。この時点で100名以上は並んでいます。僕らは5番目。
あちこちでいろいろと話をしています。「当日券の枚数は決まっていないけど100枚は出るよ」みたいなことを言う人が周りを安心させます。
ところが、
ところが、745amくらいになってスタッフの衝撃のアナウンス
「今日の当日券はゼロです。」
みんな固まっています。意味がのみ込めない、というか、理解したくない感じ。

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アルハンブラ宮殿早朝の待ち行列

後日談として、全く同じ日に日本の友人がアルハンブラ宮殿の観光をしていました。
よくよく聞くと、僕がネットでチケットを諦めた後にネットで予約したとのこと。
当人曰く、ネットを毎日チェックしていると、突然売り出しになるとのこと。
つまりは、毎日チェックしなければいけなかったのですね。
そんなこととはつゆ知らず、辛抱強く2時間以上も真っ暗で寒くて小雨が降る中、当日チケット入手のために並んだのでした。
日本だったらこんなことは絶対にしない。
スペインに来て、著名なアルハンブラ宮殿を見学するためだったのでここまでやりました。
今となってはいい思い出として語れます。

それにしても、改めて考えてみると、おかしなことば多いアルハンブラ宮殿の入場チケット。
当日券に並ぶ人が多いことは分かっていて、せめて前日までに翌日の当日券のチケットの枚数は分かっているはず。
ネットでの購入の仕組みもあるのに、どうして販売可能枚数を事前に通知しないのか?
想像するといろんなことが頭をよぎりますが、ここまでにしておきましょう。
パブリックな施設ではないいろんな力関係があるのでしょう。

当日券がないことが分かり、陽が注ぐ朝がやってきました。
朝のグラナダの街はきれいでした。
宿に戻る道をのんびり歩きながら、「こんな急な坂道を早歩きしてきたのか?!」と改めて驚くくらい、アルハンブラ宮殿までの道は急こう配の坂でした。

いったん宿に戻って仮眠したのちにグラナダの街を観光することに方針を変えました。

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アルハンブラ宮殿からの帰り道

まずは宿の周辺、アルバイシン地区を歩き回ることに。
アルバイシン地区は、街一帯が世界遺産に指定されています。
前にも書きました、街並みがきれいであること以上に、とても細い道で入り組んでいます。
今日は目的地があるわけではなく、地図上のView Pointをたどることにしました。
前日は細かすぎる地図がまったく頭に入りませんでしたが、今日はなんとなく分かります。
いくつかのView Pointをたどりました。

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アルバイシン地区



途中で目星を付けていたレストランでランチを取ることにしていました。
いくつか候補を絞り、店の前で様子を見て。。。という手順です。
Google Mapを見ながら何店目かを探していて、「ここかな?」と話していた時に、通りがかりの老人(男性)が僕らに必死にスペイン語で話しかけてきます。
僕らがレストランを探していることが分かったようで方向を教えてくれているのですが全く分からない。
「あ!そうだ!!」ということで、Google翻訳の音声翻訳の機能を使ってみました。
感動です。何を言っているか分かりました!
おじいちゃんにお礼を言いながら、ランチを食べる店はそこ!と決めて向かっていきました。
行ってみるとまだお客さんはそれほどいませんでしたが入ることに。
オーダーしてしばらくすると、さっき教えてくれたおじいちゃんがお店にやってきました!
気にかけてくれたんですね。
店の中を見渡して僕らを見て笑顔をくれました。
とてもほっこりする想い出になりました。

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アルバイシン地区のおじさん



ランチの後、ホテルに戻り休憩をして再びアルハンブラ宮殿

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グラナダ2日目




今日の教訓
アルハンブラ宮殿のチケットは3か月前に入手しましょう。
それができなかった場合には、最後の最後まであきらめずにネットで空きを探しましょう。