2019/4/23 Tue バルセロナからグラナダへ (4日目)
12時のフライトなので時間に余裕があります。
安い公共交通機関を使いたかったのですが、大きなスーツケースとゴルフバッグを持っての移動です。
平日の朝に地下鉄を使いたくないのと、回数券も使い切ったのとなどで空港へもタクシーを使うことに。
事前に調べていたのですが、バルセロナではUberを受け入れなていないということです。
Google MapではMyTaxiが移動手段候補として出てくるのでそれを使ってみることに。
費用の金額に幅があります。でもMaxでも来た時よりは安いです。
翌日9時にホテルまで来てもらうように予約をしましたが、連休明けの朝ということで道が混んでいて15分ほど遅れての到着でした。でもクルマがいまどこにいるかわかるので安心です。
今回バルセロナからマラガまではVuelingを使うことにしました。
値段が安く、そこそこ本数があるためです。
ネットで口コミを見ましたが、それほどひどくない、というレベルですので覚悟を決めました。
バルセロナ空港のターミナル1につきVuelingのチェックインカウンターを見つけ列に並びます。カウンターの数も多くスムーズに流れます。
事前に荷物の超過料金もチェックしていたつもりが、僕のゴルフバッグに対して55ユーロの支払いが必要と言われました。そんなに取られる心当たりはないのですが、ここでゴネても時間のムダと思い従いました。
でもなぁ、その後ネットで調べても重さの規定はあるけど、大きさは規定が見つからない。僕のゴルフバッグのサイズはおおよそ 100cm x 40cm x 40cmで重さは15kg以下。
納得できず空き時間でVuelingにメールをしてみました。
最初のレスは早かったのですが、その後の質問にはノーレスのまま数日が過ぎています。
荷物を預けた後、妻のiPhoneで使いたいプリペイドSIMが購入したかったので、空港内のショップを探しました。
インフォメーション コーナーで質問をすると、出発フロアの下にあるとのこと。
行ってみると開店待ち状態でしたが、すぐに開けてくれてスムーズに買えました。
30日間10GBで30ユーロほどでした。
eSIMの方が価格は安いですね。
Vuelingのフライトそのものは大きな問題もなく、口コミ通りに主発が30分ほど遅れ、離陸はそこからさらに30分遅れ、現地着はトータル1時間遅れました。
マラガ空港に着き、荷物もスムーズに受け取りました。
ここからはレンタカーでの移動です。
今回は GOLDCAR という会社。初めての利用です。ネットでの評判はそれほど悪くないです。
空港内のレンタカーのチェックイン デスクも簡単に見つかりました。
いつものように妻に荷物を預けて、僕は「ここで待て」というラインで待ちます。
そこにはレンタカー会社の案外係のような女性もいます。
対応している人は6-7人。結構います。僕は先頭だったのですぐに手続きできる、と思って並んでいます。
みんな交渉が長く、なかなか窓口が空きません。。。僕の後にやってくる人もいますが、なにやら機械を使って操作をしています。事前予約をしていなかった人たちでしょうか。
案内係の人に話しかけます。「忙しいね」「いや、今日はそれほどでもないですよ」
どの窓口にも行けずに10-15分ほど立っていたでしょうか。妻からLineが来ました。
「受付番号は?」と。え???
そうです。案内係の女性の隣にある端末は受付番号を発行する機械でした。。。やってしまった。10分以上を無駄にしてしまいました。
受付番号を発行してから数分で自分の番が来ました。
手続きそのものはとてもスムーズ。その上、アメリカやハワイのレンタカー オフィスの人たちよりも明るく親切。
「日本のパスポートは初めて見た」と喜んでいます。
その隣で「こんにちは」と話す人が。「日本に3週間旅行に行ったけど世界一いい国だ!」と褒めてくれます。「本当?」と言いながら「ありがとう。僕はスペインの方がいい国だと思う」とついつい本音を言ってしまいました。
最後にクルマがある場所を説明してくれましたが、
「少し遠くて面倒なんだけど」
と説明してくれます。
「最初に左にずうっと行って」まで聞きましたがその後の説明が長くて覚えきれないと思い諦めたのですが、実際に向かっていくと遠いし分かりにくい。
ちょうど空港のパーキングが工事中だったこともあるけど、かなり遠いし分かりにくい。
いくら安くてもあのくらい遠いと次回があるとしたら別のレンタカー会社にしたくなるほど。
その上、パーキング側の担当者にドキュメントを見せた後に案内された場所もまた遠い。
遠くに行ってまた戻る感じ。
そしてまたその上、ネットの予約ではVWゴルフにしたはずなのに、シトロエンのクルマ。
結構がっかりのレンタカー関連の出来事になりました。
Apple Play対応
割り当てられたシトロエンに、Prepaid SIMを入れた妻のiPhoneを接続してカーナビとして使用します。
ところが、なぜか妻のiPhoneには地図は表示されずに、文字での経路情報しか表示されません。
これでは読めないスペイン語で知らない道を走ることは不可能です。
そこでeSIMを契約した僕のiPad miniを見ながら運転することに。
後で気づいたのですが、シトロエンのオーディオセットがApple Playに対応していたため、地図情報はクルマ搭載のディスプレイに表示されるようになっていたのでした。
グラナダの道の分かりにくさと引き返す際の困難さ
グラナダのアルバイシン地区は、街並みが世界遺産になっています。
宿に駐車場を使いたいことをメールで伝えると、駐車場までの地図と途中のチェックポイントなどを丁寧に記したものを送ってくれました。
それだけ到達するのが難しいようです。
加えて道が狭い上、歩行者がいるから相当注意して運転して目的地まで到着する必要がありそうです。
宿の人からそこまで念入りに忠告されると、クルマで行くことをやめようかな、と思いましたが、その後の移動を考えるとやはりクルマで行きたい。
そこで事前にGoogle Streetを使って教えてもらった道順をチェックしました。
これはとてもよかったです。
どのような景色で、どのような広さの道路を走ることになるのか、事前に覚悟することができました。
それによって、狭いといっても大丈夫そう、となって、クルマで行くことを決断できました。
マラガ空港からグラナダまで、緊張しながらも道を間違えることもなく順調に移動することができました。150kmを1.5時間ほど。
Google Streetで予習した街並みが見えます。
途中までは予定通りにいくことができました。が、ある所から「あれ?違うな」と思い、その後はGoogle Mapのナビを信じて進んだのですが、非常に狭いのぼりの坂道を行ったら、その先はなんと階段。僕らのクルマが行く先を案じて「そっちは行けないよ」とスペイン語で言っている風の母子がいましたが、それは通じない。
クルマがやっと通れるくらいの急な坂道を、マニュアル車でバックで戻るのは生きた心地がしませんでした。
妻にクルマを誘導してもらいながら、何度も何度も切り返し、10分くらいはかかったでしょうか、なんとか普通に運転できるところまで戻ることができました。
その後、宿からもらった地図の道に戻ることは諦め、もう一度Google Mapを信じたのですが、やはりそれでもとても狭い道に案内されてしまいます。
ここでもう一度ゆっくり宿からもらった地図を見よう、と思い、広い場所にクルマを停めて考えていると、僕と同じようなクルマが数台。
「僕だけじゃないんだ」と思った途端に気持ちがとてもラクになりました。
その後、何とか宿がくれた地図の道に行くことができ、指定された駐車場にたどりつきました。
本当は10分もかからないところ、30分以上も要しました。
石を敷き詰めた道
駐車場のゲートは締まっていますので宿に電話して到着したことを伝え、ゲートを開けてもらう必要があります。
宿からは「何時につくのか?クルマのナンバーは?」と聞かれていましたが、予定よりも30分以上遅れたことになります。
宿の人は慣れっこで「Google Mapは完全じゃないから迷うよね」と言って慰めてくれます。
宿は「Posada de Quijada」
最後の最後にネットの評判を見てここに決めました。
駐車場から石を敷き詰めた細い道を下っていきます。2-3分ほどですが、キャスター付きのスーツケースを引くよりも持ち上げた方が重くても面倒ではありません。
宿に着くと、とてもおしゃれでかわいいB&Bのような建物。
一目で気に入りました。
荷物を部屋に置いてからチェックインの手続き。
チェックインの際に、周辺の地図をもらいましたが、その地図の道がまさに迷路のよう。これで本当にわかるのかな?と思いました。
親切な宿の女性におすすめのタパスバーを聞きました。
いくつも教えてくれます。
道が分かりにくい。迷路よりわかりにくい。地図が役に立たない。
部屋で一休みしてもまだ外は明るい。
無事に宿に着いたことで疲れも吹っ飛びました。
地図を片手に周辺を散策しながら夕飯を食べに行くことにしました。
一歩外に出ましたが、地図と実際の道がよくわからない。
その理由は、道がまっすぐではない上に、入り組んでいます。
なので、僕はiPhoneのGoogle Mapだけを見ることにしました。
以前訪問したベネチアの街も迷路のようだと思いましたが、その複雑さと分かりにくさはグラナダの方が数段上です。
教えてもらったタパス バーが行列
何とか地図とGoogle Mapを駆使しながら散歩し、夕飯を食べようと思ったタパス バーにつきましたが、店の前には長い行列。
諦めて周辺のお店でよさげな場所を見つけて入ることに。
まだ、スペインにも、タパスバーにも慣れていませんので、ドキドキです。
その中でも、雰囲気的に入れそうなタパス バーを見つけて入りました。
「食事をしますか?」と聞かれたので「はい」と答えると奥の明るくテーブルと椅子がある部屋に通されました。
「タパスを食べたいののですが」と言うと、「だったらこっちだよ」と通してもらった場所は、狭い場所でしたが、雰囲気があって「そうそうこういうところで食べたかった!」というような場所でした。
ここでやっと生ハムを注文して食べることができました。
結局ここの店だけが、今回の旅でフリータパスがあるタパスバーでした。
ワインも、食事もおいしいタパスバーでした。
今日の教訓
飛行機での移動には予定に十分な余裕を持つことが重要ですね。
Vuelingの超過料金の件、「え?」と思ったら、遠慮せず、かっこつけずに、丁寧に質問と確認をするべきでした。
レンタカーについても、チェックインカウンターで「VWだよね?」と言うべきでした。いつもは「日本車あるの?」とか言うのに、なぜか今回は言わなかった。。後悔。