2019/4/24 Wed グラナダ街歩き (5日目)
グラナダと言えば誰が何と言ったってアルハンブラ宮殿です。
でも、2週間ほど前に日本からネットで空き情報を見たら、ずいぶん先までほとんど空きがない。
後悔先に立たず。
何とかできないものかネットを探していたら、当日券が8amから発売され、6am前に並んでゲットできた、というblogを見つけました。
もうそれしかありません。
ということで、この日は430am起きです。
500amに宿を静かに出て、真っ暗なアルハンブラ宮殿までの道を、Google Mapを見ながら、登山用のヘッドライトを頭に付けて、かなりの早歩きで現地に向かいます。
途中で会う人もほとんどなく、怖いような、怖くないような、安全な街だからできること。
石畳の道、それも登坂を、かなりの早歩きで緊張しながら530amに現地に到着しました。
チケット売り場と思われる場所にはすでに2名。アジア人の若者が並んでいました。
「ここがチケット売り場ですか?」と尋ねると「たぶん」という回答。
明解な案内も看板もないので、初めての人には分かりにくいです。
日本で見つけたBlogでは、人がいる窓口ではなく、自動販売機の方が早い、という情報が書いてありました。そしてそれはグッズ売り場の近くにあると。
ということでしたので、妻は並ばせて、僕は自販機を探すことに。
でも見つかりません。。。後から分かりましたが、その自販機はもうないようです。(2019年4月情報)
6am前後にアジア人の若いアジア人の女性2人組がやってきました。日本語で話ししています。
声をかけてみたら、現在スペインとドイツに留学している学生さんでした。
彼女たちも僕とおなじblogを見たらしく、自販機を一生懸命探していました。
待ち時間の間、いろいろ話をしたり、宿の人が準備してくれた朝食から果物を分けてあげたり、逆にチョコレートをもらったりと、小雨で寒い中の1時間以上を楽しくできました。
話しは戻りますが、
前日宿にチェックインするときにアルハンブラ宮殿のチケットが取れなかったことを宿の人に伝えると、
「地元枠に空きがないか、知り合いが持っていないか、など確認してみるね。でも期待しないでね」
ということでした。
チケットは入手できなかったのですが、そうしたら僕らのために夜のうちに朝食を作って持たせてくれました。
とてもやさしく親切な宿のスタッフでした。
730amくらいになって、アルハンブラ宮殿のスタッフが出てきて「あっちに並んで」という指示。
列を作りながら移動します。この時点で100名以上は並んでいます。僕らは5番目。
あちこちでいろいろと話をしています。「当日券の枚数は決まっていないけど100枚は出るよ」みたいなことを言う人が周りを安心させます。
ところが、
ところが、745amくらいになってスタッフの衝撃のアナウンス
「今日の当日券はゼロです。」
みんな固まっています。意味がのみ込めない、というか、理解したくない感じ。
後日談として、全く同じ日に日本の友人がアルハンブラ宮殿の観光をしていました。
よくよく聞くと、僕がネットでチケットを諦めた後にネットで予約したとのこと。
当人曰く、ネットを毎日チェックしていると、突然売り出しになるとのこと。
つまりは、毎日チェックしなければいけなかったのですね。
そんなこととはつゆ知らず、辛抱強く2時間以上も真っ暗で寒くて小雨が降る中、当日チケット入手のために並んだのでした。
日本だったらこんなことは絶対にしない。
スペインに来て、著名なアルハンブラ宮殿を見学するためだったのでここまでやりました。
今となってはいい思い出として語れます。
それにしても、改めて考えてみると、おかしなことば多いアルハンブラ宮殿の入場チケット。
当日券に並ぶ人が多いことは分かっていて、せめて前日までに翌日の当日券のチケットの枚数は分かっているはず。
ネットでの購入の仕組みもあるのに、どうして販売可能枚数を事前に通知しないのか?
想像するといろんなことが頭をよぎりますが、ここまでにしておきましょう。
パブリックな施設ではないいろんな力関係があるのでしょう。
当日券がないことが分かり、陽が注ぐ朝がやってきました。
朝のグラナダの街はきれいでした。
宿に戻る道をのんびり歩きながら、「こんな急な坂道を早歩きしてきたのか?!」と改めて驚くくらい、アルハンブラ宮殿までの道は急こう配の坂でした。
いったん宿に戻って仮眠したのちにグラナダの街を観光することに方針を変えました。
まずは宿の周辺、アルバイシン地区を歩き回ることに。
アルバイシン地区は、街一帯が世界遺産に指定されています。
前にも書きました、街並みがきれいであること以上に、とても細い道で入り組んでいます。
今日は目的地があるわけではなく、地図上のView Pointをたどることにしました。
前日は細かすぎる地図がまったく頭に入りませんでしたが、今日はなんとなく分かります。
いくつかのView Pointをたどりました。
途中で目星を付けていたレストランでランチを取ることにしていました。
いくつか候補を絞り、店の前で様子を見て。。。という手順です。
Google Mapを見ながら何店目かを探していて、「ここかな?」と話していた時に、通りがかりの老人(男性)が僕らに必死にスペイン語で話しかけてきます。
僕らがレストランを探していることが分かったようで方向を教えてくれているのですが全く分からない。
「あ!そうだ!!」ということで、Google翻訳の音声翻訳の機能を使ってみました。
感動です。何を言っているか分かりました!
おじいちゃんにお礼を言いながら、ランチを食べる店はそこ!と決めて向かっていきました。
行ってみるとまだお客さんはそれほどいませんでしたが入ることに。
オーダーしてしばらくすると、さっき教えてくれたおじいちゃんがお店にやってきました!
気にかけてくれたんですね。
店の中を見渡して僕らを見て笑顔をくれました。
とてもほっこりする想い出になりました。
ランチの後、ホテルに戻り休憩をして再びアルハンブラ宮殿へ
今日の教訓
アルハンブラ宮殿のチケットは3か月前に入手しましょう。
それができなかった場合には、最後の最後まであきらめずにネットで空きを探しましょう。
2019/4/23 Tue バルセロナからグラナダへ (4日目)
12時のフライトなので時間に余裕があります。
安い公共交通機関を使いたかったのですが、大きなスーツケースとゴルフバッグを持っての移動です。
平日の朝に地下鉄を使いたくないのと、回数券も使い切ったのとなどで空港へもタクシーを使うことに。
事前に調べていたのですが、バルセロナではUberを受け入れなていないということです。
Google MapではMyTaxiが移動手段候補として出てくるのでそれを使ってみることに。
費用の金額に幅があります。でもMaxでも来た時よりは安いです。
翌日9時にホテルまで来てもらうように予約をしましたが、連休明けの朝ということで道が混んでいて15分ほど遅れての到着でした。でもクルマがいまどこにいるかわかるので安心です。
今回バルセロナからマラガまではVuelingを使うことにしました。
値段が安く、そこそこ本数があるためです。
ネットで口コミを見ましたが、それほどひどくない、というレベルですので覚悟を決めました。
バルセロナ空港のターミナル1につきVuelingのチェックインカウンターを見つけ列に並びます。カウンターの数も多くスムーズに流れます。
事前に荷物の超過料金もチェックしていたつもりが、僕のゴルフバッグに対して55ユーロの支払いが必要と言われました。そんなに取られる心当たりはないのですが、ここでゴネても時間のムダと思い従いました。
でもなぁ、その後ネットで調べても重さの規定はあるけど、大きさは規定が見つからない。僕のゴルフバッグのサイズはおおよそ 100cm x 40cm x 40cmで重さは15kg以下。
納得できず空き時間でVuelingにメールをしてみました。
最初のレスは早かったのですが、その後の質問にはノーレスのまま数日が過ぎています。
荷物を預けた後、妻のiPhoneで使いたいプリペイドSIMが購入したかったので、空港内のショップを探しました。
インフォメーション コーナーで質問をすると、出発フロアの下にあるとのこと。
行ってみると開店待ち状態でしたが、すぐに開けてくれてスムーズに買えました。
30日間10GBで30ユーロほどでした。
eSIMの方が価格は安いですね。
Vuelingのフライトそのものは大きな問題もなく、口コミ通りに主発が30分ほど遅れ、離陸はそこからさらに30分遅れ、現地着はトータル1時間遅れました。
マラガ空港に着き、荷物もスムーズに受け取りました。
ここからはレンタカーでの移動です。
今回は GOLDCAR という会社。初めての利用です。ネットでの評判はそれほど悪くないです。
空港内のレンタカーのチェックイン デスクも簡単に見つかりました。
いつものように妻に荷物を預けて、僕は「ここで待て」というラインで待ちます。
そこにはレンタカー会社の案外係のような女性もいます。
対応している人は6-7人。結構います。僕は先頭だったのですぐに手続きできる、と思って並んでいます。
みんな交渉が長く、なかなか窓口が空きません。。。僕の後にやってくる人もいますが、なにやら機械を使って操作をしています。事前予約をしていなかった人たちでしょうか。
案内係の人に話しかけます。「忙しいね」「いや、今日はそれほどでもないですよ」
どの窓口にも行けずに10-15分ほど立っていたでしょうか。妻からLineが来ました。
「受付番号は?」と。え???
そうです。案内係の女性の隣にある端末は受付番号を発行する機械でした。。。やってしまった。10分以上を無駄にしてしまいました。
受付番号を発行してから数分で自分の番が来ました。
手続きそのものはとてもスムーズ。その上、アメリカやハワイのレンタカー オフィスの人たちよりも明るく親切。
「日本のパスポートは初めて見た」と喜んでいます。
その隣で「こんにちは」と話す人が。「日本に3週間旅行に行ったけど世界一いい国だ!」と褒めてくれます。「本当?」と言いながら「ありがとう。僕はスペインの方がいい国だと思う」とついつい本音を言ってしまいました。
最後にクルマがある場所を説明してくれましたが、
「少し遠くて面倒なんだけど」
と説明してくれます。
「最初に左にずうっと行って」まで聞きましたがその後の説明が長くて覚えきれないと思い諦めたのですが、実際に向かっていくと遠いし分かりにくい。
ちょうど空港のパーキングが工事中だったこともあるけど、かなり遠いし分かりにくい。
いくら安くてもあのくらい遠いと次回があるとしたら別のレンタカー会社にしたくなるほど。
その上、パーキング側の担当者にドキュメントを見せた後に案内された場所もまた遠い。
遠くに行ってまた戻る感じ。
そしてまたその上、ネットの予約ではVWゴルフにしたはずなのに、シトロエンのクルマ。
結構がっかりのレンタカー関連の出来事になりました。
Apple Play対応
割り当てられたシトロエンに、Prepaid SIMを入れた妻のiPhoneを接続してカーナビとして使用します。
ところが、なぜか妻のiPhoneには地図は表示されずに、文字での経路情報しか表示されません。
これでは読めないスペイン語で知らない道を走ることは不可能です。
そこでeSIMを契約した僕のiPad miniを見ながら運転することに。
後で気づいたのですが、シトロエンのオーディオセットがApple Playに対応していたため、地図情報はクルマ搭載のディスプレイに表示されるようになっていたのでした。
グラナダの道の分かりにくさと引き返す際の困難さ
グラナダのアルバイシン地区は、街並みが世界遺産になっています。
宿に駐車場を使いたいことをメールで伝えると、駐車場までの地図と途中のチェックポイントなどを丁寧に記したものを送ってくれました。
それだけ到達するのが難しいようです。
加えて道が狭い上、歩行者がいるから相当注意して運転して目的地まで到着する必要がありそうです。
宿の人からそこまで念入りに忠告されると、クルマで行くことをやめようかな、と思いましたが、その後の移動を考えるとやはりクルマで行きたい。
そこで事前にGoogle Streetを使って教えてもらった道順をチェックしました。
これはとてもよかったです。
どのような景色で、どのような広さの道路を走ることになるのか、事前に覚悟することができました。
それによって、狭いといっても大丈夫そう、となって、クルマで行くことを決断できました。
マラガ空港からグラナダまで、緊張しながらも道を間違えることもなく順調に移動することができました。150kmを1.5時間ほど。
Google Streetで予習した街並みが見えます。
途中までは予定通りにいくことができました。が、ある所から「あれ?違うな」と思い、その後はGoogle Mapのナビを信じて進んだのですが、非常に狭いのぼりの坂道を行ったら、その先はなんと階段。僕らのクルマが行く先を案じて「そっちは行けないよ」とスペイン語で言っている風の母子がいましたが、それは通じない。
クルマがやっと通れるくらいの急な坂道を、マニュアル車でバックで戻るのは生きた心地がしませんでした。
妻にクルマを誘導してもらいながら、何度も何度も切り返し、10分くらいはかかったでしょうか、なんとか普通に運転できるところまで戻ることができました。
その後、宿からもらった地図の道に戻ることは諦め、もう一度Google Mapを信じたのですが、やはりそれでもとても狭い道に案内されてしまいます。
ここでもう一度ゆっくり宿からもらった地図を見よう、と思い、広い場所にクルマを停めて考えていると、僕と同じようなクルマが数台。
「僕だけじゃないんだ」と思った途端に気持ちがとてもラクになりました。
その後、何とか宿がくれた地図の道に行くことができ、指定された駐車場にたどりつきました。
本当は10分もかからないところ、30分以上も要しました。
石を敷き詰めた道
駐車場のゲートは締まっていますので宿に電話して到着したことを伝え、ゲートを開けてもらう必要があります。
宿からは「何時につくのか?クルマのナンバーは?」と聞かれていましたが、予定よりも30分以上遅れたことになります。
宿の人は慣れっこで「Google Mapは完全じゃないから迷うよね」と言って慰めてくれます。
宿は「Posada de Quijada」
最後の最後にネットの評判を見てここに決めました。
駐車場から石を敷き詰めた細い道を下っていきます。2-3分ほどですが、キャスター付きのスーツケースを引くよりも持ち上げた方が重くても面倒ではありません。
宿に着くと、とてもおしゃれでかわいいB&Bのような建物。
一目で気に入りました。
荷物を部屋に置いてからチェックインの手続き。
チェックインの際に、周辺の地図をもらいましたが、その地図の道がまさに迷路のよう。これで本当にわかるのかな?と思いました。
親切な宿の女性におすすめのタパスバーを聞きました。
いくつも教えてくれます。
道が分かりにくい。迷路よりわかりにくい。地図が役に立たない。
部屋で一休みしてもまだ外は明るい。
無事に宿に着いたことで疲れも吹っ飛びました。
地図を片手に周辺を散策しながら夕飯を食べに行くことにしました。
一歩外に出ましたが、地図と実際の道がよくわからない。
その理由は、道がまっすぐではない上に、入り組んでいます。
なので、僕はiPhoneのGoogle Mapだけを見ることにしました。
以前訪問したベネチアの街も迷路のようだと思いましたが、その複雑さと分かりにくさはグラナダの方が数段上です。
教えてもらったタパス バーが行列
何とか地図とGoogle Mapを駆使しながら散歩し、夕飯を食べようと思ったタパス バーにつきましたが、店の前には長い行列。
諦めて周辺のお店でよさげな場所を見つけて入ることに。
まだ、スペインにも、タパスバーにも慣れていませんので、ドキドキです。
その中でも、雰囲気的に入れそうなタパス バーを見つけて入りました。
「食事をしますか?」と聞かれたので「はい」と答えると奥の明るくテーブルと椅子がある部屋に通されました。
「タパスを食べたいののですが」と言うと、「だったらこっちだよ」と通してもらった場所は、狭い場所でしたが、雰囲気があって「そうそうこういうところで食べたかった!」というような場所でした。
ここでやっと生ハムを注文して食べることができました。
結局ここの店だけが、今回の旅でフリータパスがあるタパスバーでした。
ワインも、食事もおいしいタパスバーでした。
今日の教訓
飛行機での移動には予定に十分な余裕を持つことが重要ですね。
Vuelingの超過料金の件、「え?」と思ったら、遠慮せず、かっこつけずに、丁寧に質問と確認をするべきでした。
レンタカーについても、チェックインカウンターで「VWだよね?」と言うべきでした。いつもは「日本車あるの?」とか言うのに、なぜか今回は言わなかった。。後悔。
2019/4/22 Mon Barcelona いよいよサグラダファミリアへ (3日目)
今回の旅のメインイベントと言っていいサグラダファミリアへの見学の日です。
塔を昇るチケットは取れなかったので、中の見学だけです。
900am入場です。
宿からサグラダファミリアまでは徒歩で30分。朝の散歩は好きですし、今日も途中で朝食のパンを買いたかったので730am過ぎに宿を出発しました。
今日の天気予報は雨です。外も随分とくらいです。最高気温は15度、最低気温は7度ほどの予想ですが東京のそれよりも寒くないように感じます。
まずは目星をつけていたパン屋に向かいます。が開いていません。
パン屋ばかりか人出も少ないし、店も開く様子がありません。
なんか東京の正月のような雰囲気。
なんかおかしい。
そこからサグラダファミリアまで歩くことにしましたが、とにかく人が少ないし、店も開いていない。
雨粒がポツリポツリと落ちてきます。
やっとパン屋を見つけてそこで買うことにしましたが、この時に雨が結構降ってきました。サグラダファミリアまではあと徒歩10分ほど。
ここら辺で気づきました。
イースターからの月曜日でカタルーニャ地方は金曜日から月曜日(今日)まで連休のようです。とんでもない時に来てしまったようです。
無事サグラダファミリアに着いた時に雨は本格的になりました。雨宿りする場所がありません。やっと公園の大きな木の下で傘をさしてオープンを待つことにしました。
サグラダファミリアがある場所は街から少し外れたアジア系のお店があったり、古めの集合住宅があるような場所です。
雨が降っていたからなのか予定の9amより少し早く中に入ることができました。
セキュリティは空港と同様にかなり厳しく持ち物チェックがありました。
セキュリティのあと音声ガイドを受け取ります。このガイドは大きめの携帯電話のような形をしています。
このガイドのお陰で本当に満喫できました。
これまであまりサグラダファミリアのことを詳しく知らなかったので、あの独特の形をした外見だけを楽しみにしていましたが、とにかく中が素晴らしい。
ガウディのこだわりと考えと利用者と後世の人たちに向けたメッセージが込められています。カサ バッリョと同様にすべてに意味がある。
ずうと中にいたい気持ちになりました。本当に素晴らしいです。
結果的に2時間以上見学をし、食事をとるために今日は空いていると思われるサンタカテリナ市場へ。
途中目を惹くチュロスが売っていたので買って食べました。
揚げた太めのチュロスの中にホワイトチョコが入っています。
美味しかった!
今回バルセロナで食べたものの中で一番美味しかったかも。
途中VodafoneショップでPrepaid SIMを買おうとしましたが、やっぱり閉まっています。
そしてサンタカタリナ市場に着きましたが、やっぱりクローズ。
空腹だったので近所のタパスバーでランチ。
CAVAと水とマッシュルーム コロッケと特製サラダで20ユーロほど。味はとても良かったです。やっぱり安いですね。
その後、昨日も歩いたカテドラル地区を散歩しました。
建物と街並みの雰囲気がフィレンツェに似ている感じがしました。
その後、もう1つのメインイベントであるカタルーニャ音楽堂でのパコデルシア ギタートリオのコンサートに向けて宿でシエスタをとることにしました。
この時始めて地下鉄を使いました。
バルセロナの地下鉄はスリの温床と聞いていましたので、昼間でしたが結構緊張して乗りました。
地下鉄そのものはパリのものに似ている気がしました。パリほど汚れていませんが(ゴミが落ちていません)、狭めの通路があり、途中で音楽を演奏している人がいたり。宿の最寄りのFontana駅は結構地下にホームがあるので地上までのエスカレータは結構あります。大きな荷物を持っての移動は容易ではなさそうです。
コンサートは9pmから。
コンサートの前に宿で軽く食事して、帰ってきてからも飲めるように、近所のパン屋とスーパーで食材を買うことにしました。
カタルーニャ音楽堂までは宿からバスで20分弱。
8pm前に現地に着きました。着いてみると昼にサンタカタリナ市場に行くときに写真を撮った建物がそれでした。
中に入ると、見学ツアーがあるだけの歴史的な建造物ですのでとても見事でした。
こんなコンサートホールは日本にはないし、今後も作られることがないのでしょうね。圧倒的に日本人は大事なものを残していない、失っている国民であることを痛感しました。
そしてなによりも驚いたのは、壁はガラスの一部ステンドグラスですので、照明を落とすとほんのりと外の夜景の明るさが入り込んできます。それがとてもいい雰囲気になります。日本では経験したことがありません。
そしてなによりも演者の素晴らしさ。ギタートリオとパーカッション。そして男女のフラメンコ ダンサー。
全員が本当にレベルが高い。
アランフェス、チックコリアのスペイン、ファリャの火祭りの踊り、アンコールでは一部Smoke On The Waterを弾いたり、パーカッションを加えた4名で1台のギターでマイケル ジャクソンのビリー ジーンを弾いたり。
本当に素晴らしかったです。曲間のやりとりでも客を楽しませてくれます。
パーカッションは本当に素晴らしかったです。完璧でした。技術そのものだけでなく、アンサンブルとしてギタートリオと完璧に一体化しているだけでなく、演奏に色彩を付けていました。
アンコールも含めて1時間半でコンサートは終了しました。
夜のバルセロナ初体験。
こんなときに限ってネットに繋がらないために、宿までのバスを捕まえるのに30分ほどかかりましたが、11pmに無事に宿に戻り、反省会という名の乾杯をしました。
今日の発見
やはりサグラダファミリアには感動しました。中がとにかく素晴らしい。
バルセロナのタパスは、アルコールに一皿なにかがつくのではなく、普通にオーダーする方式が一般的なのかな?
今日の教訓
SIMを変えたらAPNの設定を変えないとネットワークには繋がらない。
街中にあるフリーWi-Fiは活用しましょう。
2019/4/21 Sun Barcelona Casa Batllo (2日目)
ホテルは Aparthotel Silver。決めた理由は以下の通りです。
ネットの口コミが良い。
値段が安い。1泊100ユーロ強。
キッチンが付いている。
観光地に移動しやすい。
と言うことから。
昨夜23時くらいにチェックインしました。
通された部屋は2Fの階段も使える便利な場所。
窓の眺めはすぐ通りと前のビルがあり良くはない。
Wi-Fiも電波が弱い。
ネットの口コミにあったように隣の部屋の音が筒抜け状態。
それ以外は問題ありません。
今朝は、ギリギリなんとか取れたCasa Batlloの朝イチ8amのFast Passで観光がスタートします。カサ バッリョは現在修復工事中とのことで、料金の高いFast Passを取るか迷いましたが、ネットで見られる紹介映像を観たら「ぜひ実物をしっかり観たい」という気持ちになりました。
Google Mapによると、ホテルからカサ バッリョまでは徒歩20分ほど。朝の散歩にちょうどよいです。
朝食は歩きながらパン屋に寄ってパンを買って食べながら行くことに。
730amに宿を出発しました。
事前にネットで開いているパン屋を調べましたが日曜日の朝ということもありとても少ないです。
そんなこんなで少し心配をしていましたが、宿を出てすぐの場所に空いているパン屋がありました。地下鉄のFontana駅の向かいです。
まずはFontana駅で今回の観光で使うTMB10という10回分の回数券を10ユーロで購入。この回数券は優秀で複数人でも使って良いとのことです。その上75分以内の乗り換え(異なる路線に限る)も自動でカウントされない、つまり無料とのことです。
詳しく説明している日本語のサイトがたくさんありますので、それらを参考にしました。
近所のパン屋では、クロワッサン チョコレート、生ハムが挟んであるバゲット、チョコが載ったエクレア、そしてコーヒーを買いました。11ユーロほど。
飾ってあったケーキもおいしそう。
買ったパンは、お店のイートインと、途中歩きながら食べました。美味しかった。
スペインの旅がたのしみになりました。
日曜日の朝ということもあり人ではほとんどありません。
歩いていて気づいたことは、ゴミがほとんど落ちていない。でも少しオシッコ臭い。ホームレスを見かけない。
その後気づいたのですが、街の至る所にゴミ箱が置いてありました。それでゴミが落ちていないのか。
お昼くらいになると街角に物乞いの人たちを見かけるようになりました。でも日本やアメリカで見るような汚い、危ないホームレスとは少し違う。
今回の旅行ではバルセロナの治安の悪さ、特にスリ対策について随分と話し合ってきました。
ホテルからカサ バッリョまでの間に、Casa Milaという同じくガウディによる建造物がありました。普通の街並みの中に、普通に存在する姿に歴史と伝統を重んじるヨーロッパの良さを感じました。
カサ バッリョに着いたのは、810am。オープン20分前ですが、
僕らのようにFast Passを持っているだろうと思われる人たちが徐々に集まってきました。この日のこの時間帯は韓国人の団体客が多かったですね。
時間になり係の人たちが出てきて、並んで入場することができました。
入場の際にスマホのようなデバイスを渡され、その言語設定を「日本」にして渡してくれます。
その後、順路に書いてある数字を端末の画面上でタッチすると説明が流れる、という仕組みです。
カサバッリョは、外から見ると小さい建物に見えます。中に入ると奥行きもそれほどありません。
しかしながら、建物の中で展開される小宇宙は見事なものでした。
建物の至る所にそのこだわりがあります。
依頼主が船員であったことから、海の中をイメージして製作されたようですが、色彩、曲線、そして何より利用者の利便性を考えた作り、本当に素晴らしいものでした。
1時間ほど見学をし、その後はグッズショップを見ました。
僕らは830amのファストパスでした。
退場するときには結構入場希望者が並んでいました。
ファストパスだけの時間帯と、それ以外の時間帯を分けているのでしょうか。
あんなに並んだり、入場者数も多くなるなら、値段が多少高くてもファストパスをお勧めします。
今日はこの後の予定は
- お昼をプケリア市場で食べる。
- 日曜日は3pm以降入場無料になるらしいピカソ美術館に行く。
- カテドラル地区にある教会を見学する
というものでした。
10amになりました。
せっかくだからグエル公園にバスで行ってみようということになりました。
Google Mapを使って、最寄りのバス停と所要時間を調べます。
今はそのバスの遅れ状況まで表示してくれます。
すごい、便利。
20分ほどで現地に着きました。
水を持っていなかったので、露店で買うことに。
その時は現地の水の値段の相場を調べていなかったのですが、露店で聞くと「1.5リットルで2ユーロ」とのこと。思ったほど高くないので買うことに。
この水は近所のスーパーでは0.5ユーロでしたので、まぁそれなりに高い買い物でした。
「スペインでは水よりワインが安い」と言うのを聞いていましたが、やっぱりみずの方が安いです。
グエル公園では無料エリアだけを歩きました。
結構アップダウンがあります。
途中サグラダファミリアが遠くに見えてそこで「バルセロナに来たのだ」という実感が湧きました。
1時間弱ほどゆっくり散歩をした後、またバスに乗ってお昼を食べるためにプケリア市場に向かうことにしました。
途中で見つけた「Gaudi Experience」というグッズショップかなと思った建物にそれとなく入ってみたら、お金を払わずに見なかったグエル公園の精巧な模型がありました。あれは良く出来ていました。必見です。
プケリア市場に行くことにしてバスに乗ると、Google Mapさんが「目的地は本日おやすみ」と表示しています。
「あ、日曜日だから休みか」
メルボルンでも市内の大きな市場は週に2〜3回閉まっていました。
なんと間抜けな。。。
ここまで来て、バルセロナの日曜日はパリのようにほとんどの店が閉まっていることに気づきました。
バスの中で、海側にある「Maremagnum」という商業施設が日曜日でもやっていることがわかりそちらに目的地を修正。
地図で見ると海に飛び抜けた部分にあるので、なるべく近くまでバスで行くことに。そのためにはバスを乗り換えなければいけません。
満員で乗り込めず一本やり過ごしたのちに無事現地に到着しました。
街中の店が閉まっているせいか、ショッピングセンターはかなり混んでいました。
まずは食事。
まずはタパス。
ということで、Tapa Tapaという店を見つけて入りました。
1pm近かったと思います。お店はまだ空いている咳があります。
「日本に去年の11月に行ったよ」という愛想のいい可愛い女性に案内されてオープンテラスで、妻と2人でビール3杯と白ワイン、食べ物を4皿ほどいただきました。しめて40ユーロほど。思ったほど安くはないけど高くもないですね。味はそこそこ良かったです。
僕らがチェックアウトする頃2pmにはかなり混んで待ち行列ができていました。
バルセロナでのランチタイムは2pmくらいのようです。
その後は、ピカソ美術館を目指して徒歩で向かいます。
10分ほど。
途中にサンタ マリア マル ダル大聖堂がありましたので中を見学しました。無料です。
ピカソ美術館はすぐそばにありました。
随分と長い列ができています。よくよく見ていると無料ではなさそうです。
混んでいたのと、疲れが出てきたのとで、見学せずに帰ることに。
バルセロナ歴史博物館、サンタ エウラリア大聖堂とカテドラル地区の建物とお店を見ながら、バスで宿に戻りました。
バスを降りるとホテルの手前にスーパーがあります。
スーパーマーケットと名前が付いていますが、日本でいうコンビニとスーパーの中間のようなお店です。
そこで、水と白ワインとお土産になりそうなイベリコ豚のパテとプリングルスの生ハム味を購入しました。
ワインはたしかに安いです。
ディスカウントになっている中で一番高いものを買いましが7ユーロほど。
夕飯は宿の近くのタパスバーで日曜日でも空いているところを探しましたが、
昼寝をしたら、それほど空腹でもなかったので、買ってきた白ワインとサンドイッチとプリングルスをいただきました。
今日の教訓
ヨーロッパでは日曜日は休みだよ。
2019/4/20 Sat Go Time to Spain (1日目)
フライトは1235am、羽田空港国際線ターミナルからです。
自宅を9時過ぎに出て、新宿バスタからリムジンバスで羽田空港に向かいます。
航空機のチケットは エアトリで取りました。
予約した時は間違いなくANAのフライトだったはずです。
ところがANAのチェックイン カウンターに行くとルフトハンザのフライトだ、と言われました。
それで前日のWebチェックインができなかったわけですね。
エアトリのサイトで調べればわかったのでしょうか。
ルフトハンザのチェックイン カウンターに行くと、座席が離れてしまうとのこと。妻の分は通路側で、僕の分は真ん中4人席の中側です。
まさかこの時期に混んでいることは想像していませんでした。
少し粘ってみましたが、無理とのことで諦めて、搭乗してから代わってもらうようお願いすることに。
11時間もバラバラで、それも知らない人に囲まれて飛行機に乗ることは想定していませんでしたし、経験したこともありません。
とてもブルーな気持ちになってしまいました。
あとは運を天に任せるしかありません。
換金はチケッティング カウンターの近くの三井住友銀行で、1ユーロ129円でした。2015年6月にアイルランドに行った時は144円でした。
出国手続きをして搭乗ゲートまで来ました。
アサインされた席が、通路側の妻と、中側の僕では、通路が異なるため、席を代わってもらうとしてもその人に手間をかけることになるので、僕の席を妻と同じ通路を使う中側に変えてもらうよう、搭乗ゲートのカウンターで相談してみると、運良く通路側が1つ空いてそこに変えられるとのこと。
ラッキーでした。
最悪席が代わってもらえなくても、通路側だったら問題はありません。
最終的には、僕の隣の外国人の男性に妻の席と代わってもらって2人並んでミュンヘンまでの11:20のフライトとなりました。
気持ちが重くなった3時間がもったいなかったです。
飛行機はエアバス。トイレが客室の下にあるタイプです、初めて乗ったように思います。
機内では珍しく寝ないで、5本の映画を観ました。
タイトル不明 (ドイツ人のコメディアンがサンセバスチャンで巡礼をするドイツ語の映画)
はじめての歌
羽田ーミュンヘン 11:20長いフライトです。
なかなか半分が過ぎないなぁ、と思ったりして航空地図を見ていましたが、
特に辛いこともなく、思ったよりストレスなく過ごせました。
ミュンヘン空港について乗り換えまで2時間ほど。
ルフトハンザで羽田ーミュンヘンーバルセロナを移動しますが、荷物のピックアップは不要とのこと。
アメリカ入国と違い、2019年4月現在EUへのミュンヘンでの入国には電子的な事前手続きも、書面での提出物もありません。
ミュンヘンーバルセロナのチケットも発券済みです(座席は隣同士)。
買い物やもしかして軽い食事などできるかな、と思っていましたが、特に何かに時間がかかることもなくあっという間に時間が過ぎました。
ミュンヘン空港の出国手続きをした後のお店とレストランがあるエリアは魅力的でした。
妻が「トイレの水道蛇口がグローエだった」とそこでドイツを感じたらしいです。
ミュンヘンを7:20pmに出発するはずが、搭乗後に「滑走路が混んでいるため」というアナウンスで飛び立つのにに30分以上かかりました。
が、時差ボケか飛行機のなかでは爆睡し、気づくとバルセロナ上空付近で降下を始めている状況。
空から見る夜景の道路の曲線が、ガウディの作ったもののように思えます。(笑)
ミュンヘンとバルセロナには時差がないことを知らず、あっという間のバルセロナ。10pmには無事空港に着き、入国手続きもなく荷物をピックアップします。
スーツケースは普通の指定された場所から出てきましたが、ゴルフバッグはオーバーサイズの場所から出てきました。
いつも「出てこないなぁ」と思ってからオーバーサイズの場所を確認する自分が効率悪いなぁ、と思ってしまいます。
10pm過ぎのバルセロナ空港は乗降客で賑わっていますが、治安が不安なので事前にホテルに教えてもらったようにタクシーで移動することに。
空港からホテルまでは20分ほど40ユーロでした。
ホテルはコンドミニアム的な小さなホテルだったので、名前を告げてもわからないだろうと思い、
事前に地図と住所を用意していて良かったです。
本日の教訓
座席指定はすぐに行うこと。航空会社によりその可能な日の設定が違います。
オーバーサイズがどこから出てくるか、事前に確認できないか?
2019/4/19 Fri スペインへの旅の準備
なぜスペインか?
これまでヨーロッパには、イタリア、フランス、ベルギーと旅行していました。
他にも出張でドイツ、ゴルフ旅行でアイルランドに行ったことがあります。
そのいずれもがとてもよい思い出になりました。
ヨーロッパの街並みや食事はとても魅力的なものです。
出張でドイツに行った時、現地の人たちが
「バケーションはスペインのバレンシア地方に行く」
と言っていました。
それからずうっとスペインのことが気になっていました。
今回、平成から令和に移るにあたり、長めの休みが取れることになりましたので、兼ねてからの憧れであったスペインに行くことにしました。
どのようなスペイン旅行にするのか。
まずは休める日程の中で、出来るだけ長く、そして安くなる航空機チケットを取ることにしました。
それと同時にどのような周遊にするかを決める必要があります。
これは絶対に外せません。
他にも、Costa Del Solと呼ばれるマラガにも行ってみたい。
Paradorには必ず泊まった方がいいらしい。
バスク地方がオススメらしい。
せっかくのスペイン、ゴルフもしたい。
などなど、多くの欲求が出てきます。
結果的に、
4/20から5/2まで
バルセロナ3泊、グラナダ2泊、セビリア2泊、トレド1泊、ビルバオ3泊の計11泊の日程にしました。
バルセロナからグラナダは、マラガまで飛行機。その後マラガでレンタカーを借りてビルバオまではレンタカーを使うことにしました、
航空機のチケットはエアトリを使いました。
ゴルフは、なんとか2ラウンド組み込みました。
Workd Top 100 Golf Coursesを参考に以下の2コースにコンタクトしました。
Real Club Valderrama (Ryder Cup開催コース)
Real Golf de Pedrena (セベ バレステロスのホームコース)
Valderramaはオンラインで予約ができます。
Pedrenaにはメールを送ってラウンドできるかを伺い立てました。レスが少し遅かったのですが、快く受け入れていただけました。このコースはあの セベ バレステロス が生前ホームコースとしていたコースでビルバオから西に1時間ほどクルマを走らせた海岸線にあります。
スペインの観光地はネットで入場券を予約できます。
が、早く取らないと売り切れます。
航空機のチケットとホテルを早めに取って安心したことで、その後の準備に時間が開きました。
出発の1週間前になっていざ予約しようとしたら、
サグラダファミリア : 塔に登るエレベータは売り切れ。かろうじて朝イチにのチケットが取れました。
カサバトリョ ; Fast Passのチケット朝イチ2枚がやっと取れました。
カタルーニャ音楽堂 : 見学者用のチケットに余裕がありました。
アルハンブラ宮殿 : まったくチケット取れず。早朝から発売する当日券に2時間以上並ぶことに。
セビリア大聖堂 : 普通に取れました。
スペイン観光地の人気を甘くみていました、
大反省。
今日の教訓
観光地の予約は早く。とにかく決断して予約してしまうこと。
2019/4/15 Mon 小金井カントリー倶楽部
自動車メーカーのイベントでお邪魔しました。
改めて、コース内に花が多いきれいなゴルフ場だと思いました。
働いている方たちもしっかりと教育されています。